一般臨床医としての基本的知識と技術を修得する卒後教育の一環として、臨床放射線医学(各種画像診断検査法の原理、適応、基本的読影法、造影剤の使用法、核医学と放射線治療の基本的知識)を身につけます。 臨床医学の中での画像診断、IVR、放射線腫瘍学の必要性について学びます。
1.研修施設 : 昭和大学病院
2.研修期間 : 原則1ヶ月以上
昭和大学のプログラムでは初期臨床研修医2年次のうち、9ヶ月まで「放射線科」の選択が可能です。初期臨床研修後、放射線科後期研修医も募集しています。
3.指導体制 : 臨床研修責任者 廣瀬正典
各部門の担当指導医のもとにラウンドし、診療にあたります。
4.研修内容
研修医自身の希望に合わせたプログラム変更が可能です。これにより集中的に学べるコース選びができるため、1つのスキルや領域を集中的に学ぶこともできます。臨床医から画像診断で最も要求の高いCT、MRIを中心に画像診断の基礎を学べ、本人の希望で各セクションの比重を選べます。
5.研修の特徴
*研修期間の長さに応じて、より高度な知識を得ることができます。短期間に幅広く多くの読影経験を得ることができます。
*CT・MRI、尿路造影、核医学の全ての検査と読影を担当しているため、多くの症例を経験できます。
*自ら読影し、指導医のチェックを直接受けるというマンツーマン体制で研修を行っています。
*静止画のみでなく、動画を含めたモニター診断を行っています。
*CT・MRIの静脈注射は医師および看護師が行っています。検査の適応、指示出し、造影剤の適否など、より臨床で重要なことに時間をかけることができます。
*一部の超音波検査の読影を行っています。
*脳の一部と循環器系を除く全ての領域の血管造影とIVRを行っています。
*放射線治療の症例も多く、最新の治療も行っています。
*研修医の当直はありません。研修時間外は自己勉強の時間として活用できます。
6.研修方法
*読影室では自ら読影を行い、指導医のチェックを受けて読影レポートを作成します。
*CT・MRI検査各症例に最適な撮像法や造影法を考え、指導医のチェックを受けて実施します。
*血管造影・IVR 助手として参加し、手技を体験します。習熟度によっては術者として参加します。
*放射線治療では、代表的な疾患の照射計画に参加し、その方法を学びます。指導医のもとで患者を診察し、治療効果や副作用を体験します。
7.研修内容
日常臨床ならびに豊富なカンファレンス、勉強会などを用意しています。
8.研修目標
【画像診断】
一般目標
・臨床医に必要な重要疾患の病態生理、及び画像検査の基本的知識を習得する。
・人体解剖と正常画像解剖を連携させ、臨床医として生涯の基礎となる解剖学的知識を習得する。
到達目標
・X線写真の成り立ち
・断層画像から3Dへの構築
・超音波診断法、ドプラー法の原理と適応
・CTの原理、基本的撮像法、アーチファクト
・MRIの原理、基本的撮像法、禁忌
・単純写真・CT・MRI及び各種の造影検査の特徴と適応について理解する。
・代表的な疾患に対する最適な画像診断法について理解する。
・造影剤の副作用とその対策について理解する。
【核医学】
一般目標
・臨床医に必要な核医学の基本的かつ重要な医学的知識を習得する。
到達目標
・各種検査の適応と前処置、検査の組み方と検査方法について理解する。
・放射性医薬品の取り扱いと投与上の注意点、汚染の防止について理解する。
【血管造影・IVR】
一般目標
・臨床医に必要な血管解剖及び血管造影・IVRの基本的かつ重要な医学的知識を習得する。
到達目標
・各種検査法・手技の適応と副作用について理解する。
・被曝の軽減とその対策について理解する。
【放射線治療】
一般目標
・臨床医に必要な放射線治療の基本的かつ重要な医学的知識を習得する。
到達目標
・放射線治療に用いられる放射線の種類と特性を理解する。
・治療の適応や治療方法について理解する。
・放射線治療による副作用や合併症とその対策・治療法を習得する。
・照射計画(線量分布の作成)と照射方法(1回線量、照射回数、総線量)について理解する。
・経過観察と効果判定について理解する。
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